こんなお悩みありませんか?
- 起床時、口の中がネバネバする
- 歯を磨いた時に血が出る
- 口臭が気になる
- 歯がグラグラする
- 歯茎が下がってきており歯が長く感じる
- 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
- 硬いものを噛むと痛む
- 以前に比べて歯が長くなったような気がする
- 歯が浮いているような気がする
- 歯茎が赤く腫れる、膿が出る
〒483-8323 愛知県江南市村久野町門弟山261
歯周病
Periodontal disease
歯と歯茎の隙間は、歯垢が溜まりやすくしっかり取り除かないと歯茎に炎症を起こし歯茎が出血したり腫れたりします。歯周病とは、歯の周りの組織が炎症を起こしている状態のことです。「歯肉炎」は炎症が歯茎だけに留まっている状態をいい、「歯周炎(歯周膿漏)」は炎症が歯根膜や歯槽骨にまで広がっている状態をいいます。また、歯周病の特徴は痛みがないため初期段階では気づくことがなく静かに進行していきます。
歯茎に炎症がおき、歯と歯の隙間の「歯周ポケット」が深くなってくると歯がグラグラしたり、腫れたり、食べ物が噛めなくなったりして最終的には歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は成人の方が多くかかっている病気ですが、子どもも歯周病にかかります。多くが歯周病ではなく歯周炎ですが、治療せずそのまま放置しておくと大人になってから歯を失う原因となる歯周病に移行してしまう可能性があります。
近年、歯周病は歯を失うだけではなく全身疾患とも関わりが深いことがわかってきました。歯周病菌が血液や肺を通じて全身をめぐり生活習慣病や心臓病などのトラブルを引き起こすこともあります。このような歯周病はお口の中だけでなく、全身の健康面からも早期発見早期治療が大切とされております。
歯周病の原因は、大きく2つに分けられます。
歯周病の直接的な原因はプラーク(歯垢)です。歯垢は様々な種類の細菌が繁殖して塊となったもので、歯磨きが十分でなかったり、糖分を過剰に摂取したりすると、口腔内に潜む細菌がネバネバとした物質を作り歯の表面に付着します。歯垢は粘着性が強いためうがいをしたくらいでは落ちません。
また、歯垢を取り除かないでいるとどんどん硬くなり歯石といわれる物質に変化し歯の表面に強く付着します。これは日常で行う歯磨きだけでは取り除くことができません。歯周病の細菌は酸素の少ない場所を好んでいるため歯周ポケットの中に存在することが多いです。そして、毒素を出して歯周組織を壊して歯周病が進行していきます。
歯周病の直接的な原因はプラーク(歯垢)ですが、「生活習慣」や「口腔内の環境」の中には間接的に歯周病を悪化させるリスクファクター(危険因子)が潜んでいます。歯周病が生活習慣病の一種といわれるのはこのためです。
上記のような方は歯周病になりやすく、進行が速い傾向にあったりします。歯周病予防には、きちんとした歯磨きで歯垢除去することが大切ですが、歯周病のリスクファクターを少なくすることも大切です。
健康な歯周組織
歯周炎(軽度)
歯茎に炎症を引き起こし、歯と歯肉の間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはほとんどありませんが、歯磨き時に出血することがあります。
歯周炎(中等度)
炎症が進行し、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットがより深くなり、歯はグラグラしはじめます。
歯周炎(重度)
顎の骨が半分以上溶けています。歯周ポケットがかなり深くなり、歯は更にグラグラした状態になります。ここまでくると、最終的に歯は抜けてしまいます。
1.ブラッシング(歯磨き)指導
ご自身で行う歯磨きのどこがきちんと磨けていないのかを理解した上で、正しい磨き方を学んでいきます。
2.スケーリング(歯石除去)
歯石は歯の表面に付いた歯垢に唾液中のカウシウム、リンが混じって石灰化したものです。歯の表面に強固に付着してブラッングだけでは取り除くことができません。表面がでこぼこしており歯垢が付きやすいためキュレットスケーラーや超音波スケーラーを使用して除去します。
3.メンテナンス
治療後良い状態を維持することをいいます。そのために、ドクターのチェックと歯科衛生士によるプロのクリーニングを定期的に行います。最低でも半年に一度は定期的にチェックすることをおすすめします。歯周病治療が終了した方は1〜3ヶ月のペースでご来院いただき、安定した歯茎の状態を維持することが大切です。
歯肉溝の深さ、歯肉からの出血等